脱セレオリしたい人におすすめする10のブランド。(追記あり)

今年に入って、脱セレオリ的な記事を書いてくださいとコメントを頂きました。そのときに初めて「脱セレオリ」という言葉を聞いたのでちょいちょいと調べてみたのですが、最近は、ユニクロ、無印→ポイント系列、ファストファッション→セレオリというのが1つの流れになっているのかなと。脱オタサイトが盛り上がっていた時期は、丸井系までが脱オタと言われたように、今はユニクロからセレオリまでの流れが1つとして、カテゴライズされてしまっているような気がします。だから、脱セレオリというのは要するに昔で言う脱丸井系、ファッションマニュアルサイトの卒業を意味ということ…脱セレオリ記事を書いてしまうとうちのブログを卒業ということになるので、中途半端な時期に書くのを渋っておりました。この議題はブログを開設してから1年の節目、今年の9月にしっかり書こうと思います・・・!

しかし、やると言ったリクエストを先延ばしにするのも申し訳ないので、今回は脱セレオリにおすすめのブランドをいくつか紹介してみようと思います。(ここでブランド紹介しといて、9月には方法論の方をやる予定です)

今回は、定番からストリート、旬のブランドなどから10のブランドを選んでみました。統一性がないように見えますが、共通して選んだポイントが3つあります。

・私(管理人)がかっこいいと思うブランド。
・値段が高過ぎない。セレオリと同等かちょっと上くらいの値段。
・さらりと着れること。変形アイテムなどが少なく、シンプルに着れる服が多いこと。

※服の値段は下の記事を参照に。
服の値段はどのくらいが普通? - ファッションは教養だと思う。

自分が欲しいと思うことを前提に、セレオリから手を出しやすいかなというブランドを選びました。ジャンルがばらばらだから、10という数は少ないと思うんだけど、ブランドを見るために店頭に足を運べば似たテイスト、同じ価格帯のブランドがきっと見つかるはずです(実際に足を運ばなくとも、「◯◯(ブランド名) 通販」でググれば、取り扱いのあるセレクトショップのECが出てくるから、そっちでも探してみましょう)。紹介するブランドだけでなく、ここからいろいろなブランドを見つけられるにしてみてください。

それでは、10のブランドを紹介してみます。

1.A.P.C

http://www.apcjp.com/jpn/

ジャンル−きれい目カジュアル

今年で25周年を迎えたフランスのブランド。上品なフレンチカジュアルをベースにベーシックな定番アイテムを数多く展開している。ベーシックと聞くと地味になりすぎるかなと思うんだけど、カラーバリエーションが多く、色彩も綺麗ながらしっかり商品選びをすれば色でも遊べる。価格も御三家セレオリより少し高めというほど良さ。昔の脱オタサイトでも紹介されていたりして、本当に長く皆から愛されています。マイベーシックブランド。

ちなみに、一昨年からやっているCarharttとのコラボは好評で今も第二弾が好評発売中。シンプルながらも遊び心が効いていてGOOD。A.P.C. Storeのスペシャルプロダクトからご覧あれ。

2.M.H.L.

http://www.margarethowell.jp/2012ss/#/mhl
http://www.margarethowell.jp/

ジャンル−きれい目カジュアル

歴史あるイギリスのブランド、MARGARET HOWELLセカンドライン。日常の生活の中からインスパイアされた、デイリーカジュアルな服たちはなかなか男心をくすぐる出来となっている。本ラインより価格が安く、ほぼセレオリと同価格なので大変人気があります。M.H.L.はリアルよりもネットのファッション好きに持ち上げられている印象が強いかな。MUJI laboの提携先なので、MUJI Labo大好きな人や少し物足りないかなという人には是非見てもらいたいブランド。

最近、モノのSNS"sumally"に公式ページがオープンして、ずらっとアイテム一覧を見ることができるようになったのですが、本当に物欲が湧いてきます…
http://sumally.com/mhl

3.SOPHNET.

http://www.soph.net/

ジャンル−ストリート、カジュアル

ストリートブランドって聞くと、どうしても昔の裏原を思い出してしまいがちなんだけど、東京のストリートシーンもしっかり時代とマッチした服作りをしているんですよね。SOPHNET.もそんなブランドの1つで、朝からパッと服選びできてデイリーに溶け込むシンプルでかっこいい服を作ってる。ストリートシーンからは昔から絶大な支持を得ているブランドなんだけど、それ以外の人は偏見から入ってしまうせいで見る機会が少ないと思ったので、あえて入れてみました。価格は少し高いけど、かっこ良いです。特にシャツ。SOFHNET.(会社)は他にも2つブランドを展開しているので、そちら方もリンクを貼っておきます。あと、年始にEYESCREAMにデザイナー清永さんのインタビューも載っているので、合わせてどうぞ。

Not Found 404 | EYESCREAM

F.C.R.B
http://www.fcrb.net/

uniform experiment
http://www.uniformexperiment.jp/

4.STUSSY

http://stussy.jp/

ジャンル−ストリート、サーフ

創業30周年を迎えた、もはや説明不要のストリートブランド。いろんなイメージはさて置き、1周回って見てみましょう。ここ数年、ストリートブランドを着始めた人が増えてきて、最近のアウトドアブームも重なってかなりこの辺は再注目されています。特にstussyはアイテム数が多く、値段も安いので要チェック。中高生の頃のセンスで選ぶとあれですが、多分1回落ち着いてセレオリでいろいろ買った後見てみると、意外に好感触に映るのではないかと。ロゴやプリントの印象が大きすぎるだけで、普通に使える服多いんです。特にパーカ、ショーツ、バッグなどの小物類は熱い。毎回のコラボも期待の出来です。

5.Supreme

http://www.supremenewyork.com/

ジャンル-ストリート

ストリートブランドNo.1に君臨する王者。こちらも説明不要ですね。こっちも再注目してほしいブランドで、stussyより分かりやすく大人が見て着たらかっこいい、かわいいなという服が多いです。改めて見てみると、Supremeはストリートながらにちょっと上品な感じがするんですよねー。ウェアはゴリゴリ押し出したものは少ないし、すごくシンプル。今着てみたいかも、と思わせられるような吸引力があります。最近は、COMME des GARCONSとのコラボも話題になりましたし、プライスもほとんど2万以下なのでチェックしてみてください。

6.FACTOTUM

http://www.factotum.jp/

ジャンル−東京ストリート、東コレ

立ち上がって10年未満で、東京のメンズシーンを代表する存在になったブランド。ミリタリー、ワークベースのリアルクローズにちょっとフェミニンさを足したような感じ。毎期、ゆる〜いニット類がとても可愛い。価格もまさに普通なんだけど、このブランドは東コレに参加しているんですよね。そう考えるといろんな費用掛かるだろうに、価格を消費者に優しく良心的に設定しているところは好感度高し。東コレと聞くと敷居高そうだけど、意外に取っ付きやすいので是非。

7.DIGAWEL

http://www.digawel.com/

ジャンル−東京ストリート

シンプルだけど、ちょっと変わっている服が欲しい!そんなにあなたにおすすめしたい注目の新鋭ブランド。立ち上がってまだ2,3年でファッション好きにしかチェックされていないんだけど、既にそこそこ人気アリ。異素材mixだったり、この素材でそれ作っちゃうの?みたいなアイテムが面白い。ハマるとすごくお洒落だけど、意外にみんな似合わないのがミソ。じゃあ、なんで紹介したのかというと是非、細身の色白男子くんが着てほしいというのと、ここのパンツのサイジングがとても旬だから。太いパンツのシルエットがすごく今年っぽい。太すぎず、ゆるすぎず、適度な感じが上手いと思ったのでおすすめしておこうかと。あと、シンプルなアイテムも作りが凝っていて◎。

8.nestRobe CONFECT

http://nestrobe.com/cf/

ジャンル−東京ストリート、ナチュラ

nest Robeが展開するメンズブランド。1900年代初期〜中期をイメージさせるクラシカルな雰囲気にワークやミリタリーのテイストを取り入れています。クラシックということで、リネン(麻)を使ったアイテムがメイン。また、藍染めアイテムも多し。ただ、ナチュラル過ぎないようにストリート感を上手い具合にミックスして今っぽくしています。シルエットも細くはなく、ちょっと太め。このブランドも流れを読み取ってる感じかなー。値段も手頃で良いですが、ちょっと取り扱いすくないので注意。
kolorに似てます。より、ナチュラルにした感じ。)

9.nisica

http://www.nisica.com/

ジャンル-カジュアル、ナチュラ

以前、セレオリのシャツ特集をしたときに名前だけ出したのだけど改めて紹介。nicicaはすごく自然体で着ることができるブランド。ウォッシュ加工してある服が多く、日常でさらっと着たいアイテムばかり。とてもベーシックで嫌味がないのが特徴です。人気のシャツは1枚持っておくと便利かなという万能感あり。一見地味に見えるけど実際に手に持ってみるとすごく好きになるんじゃないかなー。服と価格のバランスも良いし、セレオリプライスなのも嬉しいところ。

10.YAECA

http://www.yaeca.com/

ジャンル-東京ストリート、ナチュラ

こちらもnisicaと同様に取り上げましたが、改めて。YAECAは定番をずっと出し続けるブランド。シンプルでずっと続けられるということは、サイズ感と素材にこだわって、尚且つ評価されているということ。数年前に買った服、着れなくなった服と同じものをいつでも買えるというのはすごく良いですよね。YAECA(nisicaも)は服に興味がない、何も考えずに着たいという人には本当におすすめ。最近、雑誌やweb magazineへの露出が増えて有名なり、取り扱い店舗も増えたので是非見てみてください。


と、いうことで以上、10ブランドの紹介でした。どれか1つにでも興味を持ってもらえると嬉しいです。

(あと、今回のセレクトはなかなか偏っていた気がするので、服好きの方にもご意見頂けたら喜びます!)

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twitterでの反応が大きかったので追記を。

今回の記事は「脱セレオリしたい、セレオリと同価格帯で管理人おすすめのブランドを紹介してほしい!」というリクエストを頂き書くことにしました。脱セレオリというとあれだけど、これって単純にファッションが好きになって、セレオリじゃ満足できなくなり、いろんなブランドを知りたいという探究心が湧いてきているのかなと。なので、この記事はそういったファッションが好きになった人に向けて、派生していろんなものを知っていけるかなーというブランドを選んでみました。(どうせ、セレオリという枠を超えてブランドを選択すると荒れると分かっていたので、春夏アンダー2万くらいを中心に本当に好き勝手選びました)

脱セレオリする意味はあるのか、無理して好きなブランドを見つける必要があるのか、などの意見もありましたが、それらは正論だと思います。無理して服好きになる必要はありません。このブログで伝えたいのはファッションに興味を持って、しっかりとマナーとして身につけてほしいということで、別にブランドを好きになれ、ブランド主義になれ、と言っているわけではないので、自分で丁度良いと思う距離感が掴めたのなら、セレオリと言わずともユニクロやGAPなどで十分なのかなと思います。

しかし、今回の記事はセレオリで物足りなくなった人のためのものです。脱セレオリをしろ!ではなく、脱セレオリしたい!という気持ちに応え、手助けするということで書きました。そこが言葉足らずで伝わってないためにちょっと荒れてしまったのかなと反省しております。いろいろな意見を踏まえ、また9月に脱セレオリ(方法論、本当に大事なのはこっち)を書く予定なので、そちらを楽しみに待っていただけたら嬉しいです。