ファッション好きだけでなく、IT好きにも勧めたいHUMOR SHOP by A-netのAR試着

http://www.hmr.jp/

4/18、原宿GAP跡地に東急プラザ表参道原宿店がオープンしました。

http://omohara.tokyu-plaza.com/

東急プラザ表参道原宿店は、国内初上陸となるアメリカンイーグルやバロックのSHELTER東京、マンガとアニメの編集型ショップTokyo’s Tokyo、Apple好きにはお馴染みのAppBank…と旬なショップが入った話題の商業施設。今回注目したいのはその話題の商業施設、3Fにお店を構えるHUMOR SHOP by A-net。※A-netが運営するECサイト、初のリアル店舗です。

※A-netは、CABANE de ZUCCa,tsumori chisato,mercibeaucoup,Ne-Netなどのデザイナーズブランドを多数展開している会社。全ブランド共通して、可愛くゆるいテイストの服が多いのが特徴。男女共に一定数のファンがいるけど、特にmercibeaucoupとNe-Netは人気が高い(この2つは10代の女性にカルト的とも言える人気がある)。また、ZUUCaは他のA-netブランドより大人っぽくベーシックなアイテムを展開して、ファッション初心者でハマる人も多いですね。ちなみに、働きたいアパレル企業ランキングは毎年上位にランクイン。アパレルでは大変人気な企業です。

HUMOR SHOP by A-netは、A-netの自社ブランドミックス店舗。今まで自社のブランドショップ(単独)がファッションビルの同じフロアに隣り合っていたりはしたんだけど、自社ブランドのみのセレクトショップというのは初めてとのこと。HUMOR(EC)のリアル店舗ということもあり、ECで頼んだ服をこちらで試着・受け取りすることも可能で、A-net好きには待望のショップとなっています。しかし、HUMORにはA-net好き以外にも是非試してもらいたいサービスがあります。

それが、国内初となるKinectを使ったAR試着

AR試着というのは、要するにバーチャル試着のこと。HUMORではiPadで着たい服を選ぶと、webカメラを通して大型モニターに試着した状態の自分が映ります(画像については↓の記事参照)。

エイ・ネットのEC初実店舗が原宿に ARで試着体験も
HUMORのリアルショップにはワクワクがいっぱいです。 - LIFE STYLE NEWS(ライフスタイルニュース) | HOUYHNHNM(フイナム)
通販新聞社 / TOPページ

なかなか精度が高く、モニターが大きいので柄もしっかり見れたりと予想以上の出来!当然、バーチャルなので実際の着心地は分からないのですが、自分が動くと服も動き、肘や膝を曲げたりしてもそれについてくるのでしっかりした”試着”でした。

こちらはGoogleのCM(プロジェクターを使ったファッションショー)。感覚的にはこれと似ているのだけど、AR試着はここから爆発的に進化しているなあと。本当、別次元の新しさ。

このAR試着、試着ではあるとは言ったものの、今の段階での実用的な用途は”試着をする前の段階の選りすぐり”かなと思いました。ショップ内で気になった服のハンガーを取って、鏡の前で身体に当てたりとかしませんか?あれがもっと簡単に出来るようになる感じです。iPadで気になった服をばんばん自分に当てて、気になった服は実際に試着するという流れが現実的かなーと。まだまだ、AR試着→購入という直接的な流れにはいけず、クッションが入ってしまいますね。でも、これが百貨店やファッションビルに複数台設置されて、ブランド問わず大量の服を対象にできたら便利かなーと思います。最終的な理想ではありますが。

HUMORもまだまだ実験段階と言った方が良く、オープンした日にはメンズ・レディース合わせて試着できる服は30着程しかありませんでした。メンズは7型(トップス1、ボトム6)のみ。今後は順次試着できる数を増やして行くそうですが、このお店自体がレディース中心のセレクトで、メンズは1〜2割程しかないので、メンズは少なくてもしょうがないのかも。あと、モニターは一つしかないので店員さんに使いたいと趣旨を伝えた後、順番待ちとなります。 人のを見るのも楽しいけど、一人一人の使う時間が長いのでメンズが一人で待つのは少々酷ではあるかと…。

ただ、やってみるとすごく楽しいので是非空いてる時間を狙ってやってみてください!家でできるAR試着はありますが、やはり全身できるとなると別物です。精度も高いので、ファッションにそこまで興味はないという人にも是非おすすめです。今はGWなので混み合うと思いますが、時期を見計らって行ってみてはいかがでしょうか?

補足

_KinectはWindowが開発したx-boxのコントローラーを使わず、体全身を使って遊ぶ体感ゲームwebカメラで体を映して、そこで体を動かすと反応するというもの。最初の目的はx-boxのゲームではあったけど、その技術は幅広い応用が出来、今後のwindowsの主力となる技術の1つ。

_ARは拡張現実。現実世界にコンピュータを用いて情報を付加する技術です。2010年のスマイレージ、デビュー時のTVスポットとか分かりやすいのですが、今は動画が消されていて見ることはできず…去年末はPerfumeもツアー時にARを使ったキャンペーンを行なっていました。

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AR試着は去年の夏頃に初めてモスクワのTOPSHOPで取り入れられたサービスなんですが、こんなに早く国内で登場するとは…!

ファッション×ARの動きも多くなっていて、 去年はシアタープロダクツ(東コレブランド)がコレクションをARで発表、ZoffJINSwebカメラを使った眼鏡のAR試着、CONVERSEiPhoneカメラを通して靴を履いたように見えるアプリをリリースなどなどいろいろな動きがあります。最近できたオニツカタイガーもARを使った靴の試着がありますし、六本木でやるNIKEのフリーイベントも何かやるみたいですね。正直、まだぢAR試着は目新しいサービスというだけで客寄せ効果しかないのですが、今後どんどん発展していってほしいと思います。

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