初心者が夏に揃えたいワードローブ、ボトム編(その他まとめ)

初心者が夏に揃えたいワードローブ、Tシャツ編。 - ファッションは教養だと思う。
初心者が夏に揃えたいワードローブ、予算分配と夏のセール編。 - ファッションは教養だと思う。


今回はボトムとカラーコーデ、アクセのhow toです。長引いてしまいましたが、これで夏のワードローブ編はラスト!しっかり締めようと思います。

5.カラーコーデの提案

・夏にいろいろな色を着て欲しい理由

夏は色で遊べる季節。春は白、淡いブルー、ベージュなど爽やかで明るい色というのが旬で”春らしい”カラーでしたが、夏はこれに少し派手な色も”夏らしい”カラーとして加わります。原色やそれに近い色、パステルなどなど色々ありますが、大雑把に言ってしまうと明るめのカラーはほとんどが旬。初心者にとってはいろんな色を試すのに絶好の時期だと思います。

ただ、絶好の時期ではあるんだけど、ファッション初心者の人は結局※無難なカラーで乗り切ってしまうことが多いような気がします。最初に揃えるワードローブの関係や色で失敗しないために暗めの色になってしまうのは分かるんだけど、夏はそれだと少し淡白に見えてしまうんですね。それに選べる色が少ないと、モノトーンになってしまったりして、夏なのに暑苦しく見えたりとか…白やベージュは使えるとしても、黒や紺など暗めの色を多く持っている人、無難なカラーしか持っていない人は是非、夏に色物を買い足して欲しいと思います。

※白・黒・紺・ベージュ・グレイなど。

・着こなしのアドバイス

”せっかく夏らしい色を買ったのに、コーデが思い浮かばなくて着れない”
”いきなり派手な色を買ってみたけど、恥ずかしくて着れない”

いざ、買ってみたら着れなくてタンスの肥やしになってしまうパターン。勇気を出して着てみたら、最初は違和感があってもそのうち慣れて克服できるんだけど、その最初の一歩が難しいんですよね…モノトーンばっかりだったのに、いきなり原色の赤とか派手な色を買ってしまうとこのパターンになりがちです。こういう症状になってしまった(なりそう)という人は、明るいけど、やわらかい色で少しずつ慣らすことをおすすめします。これはショップとかで、派手じゃないけど明るめのトーンで馴染んでいる色を探すと良いかも。ラックとか見ると一瞬派手な色に目を引かれるけど、他の服に紛れて馴染んでいるような色の服が絶対あります。具体的に言うとパステルとか、白に近いような薄い色。そんな色を探してみて買ってみると結構すんなり着れるかなーと。個人的にはミントグリーンとか着やすくて好きです。あと、原色でも青とかは着やすかったりとか。とりあえず色に慣れるというのが重要だと思います。慣れるとかなり選択肢が広がると思うので、最初の一歩に薄めの馴染む色を探してみると良いかと。

”どこまで色を使っていいのかわからない”
”全身色を使ってみたけど、派手になり過ぎてる気がする”

色を使ってみたけど、限度がわからないパターン。ボトムまで色物使って、すごく派手派手!というのも良いとは思うんだけど、全身カラーコーデはなかなかセンスが必要なんですよね。ボトムスも白パンやカラーデニムなんかは難易度が高いアイテムだし、場所によってはNGアイテム認定されてるものも…。ということで、ファッション初心者にはボトムを安定させて、トップスで遊ぶというスタイルをおすすめします。ボトムは紺デニムや薄いブルーデニム、ベージュのチノ辺りの夏ボトムとして安定感のあるものを使い、トップスに上で上げたような色物を持ってきて遊ぶという感じです。これだと無難すぎず、遊び過ぎずというのを上手く五分五分に分けてあるからやりやすいかなーと。前も書いたんだけど、ボトムはコーデの土台という役割を持っています。だから、ここが安定すると多少他で遊んでもコーデが落ち着き上手くまとまります。逆にボトムに色物持ってくるとガラッと印象変わって難易度が高くなるから注意です。

・黒を封印してみる?

夏に絶対やってほしくないコーデの1つが黒×黒。これにサイズがあってないなら、もう最悪。。野暮ったくて、季節感も無視な暑苦しいコーデは絶対NGです。と、言っても黒が便利なのは夏も変わらず、Tシャツの展開も白、黒の2色が鉄板として出されているんですよね。しかし、ここはあえて意識的に黒を使わないようにした方がコーデの色を意識できて良いのかもと思います。黒は何も考えずに着れるし、困ったときに役立つのは間違いないんだけど、逆に考えることを放置しているとも言えます。だから、黒を封印することで色の組み合わせをより意識することが出来るようになるはず。たまに黒Tを着るのは仕方ないにしても、黒いボトムにはしばらくの間お休みしてもらった方がいいかも…?


初心者の人は自分が思っているよりちょっと派手くらいで丁度良いかなーとか思っております。メンズは元々色味が少ないのもあって、無難な配色で固めてしまう人が初心者に限らず多いのですが、本当はもっと色を使った方が良いんですよね。日本の男性は色の効果というのを軽視している傾向があるけど、実際はその効果は想像以上に大きいです。服の組み合わせより、色の組み合わせの方が簡単でお洒落に見えるし、似合っている色の場合は相乗効果も期待できます。色使いが上手い人=お洒落というイメージがあるように、これが上手くなるとそこまで服にお金を掛けずお洒落に見せることができるようになって相当お得。是非、皆さんにはもっと色に挑戦していってもらいたいです…!

6.ボトムに関するhow to

・おすすめのボトムス

上にも書いた通り、夏は紺デニムや薄いブルーデニム、明るめのベージュのチノがおすすめ。この時期に、色落ちした薄いブルーのデニム(天然、加工どちらもあり)、ベージュのチノパンを持っていない人は買っておくと良いと思います。この辺は困ったとき、気楽に履けて助かるので持っておくと便利です。ボトムは色によって着れない時期があるというわけではないので、夏に夏らしい色、冬に冬らしい色を買うと効率良く集まって良いかなーと。

・最近流行りのシルエット

基準としては、ユニクロのストレートより、やや細め、やや太めが巷で流行っているサイズ感かなーと。今までみたいに細身一辺倒ではなく、細身とゆるめに二極化してきたから自分の好みで選べばいいかなと思いますが、欲を言えば好みに加えてタイプの違うものも一本は持っておくと◎(細身×2、ゆるめ×1とか)。

細身はスキニーを大きめにしたデニムが人気っぽい。ピッチピチではなく、全体的にゆとりはあるんだけど、裾に向かって細くなっていくタイプ(notストレートデニム)。細くて、ルーズってちょっと分かりづらいけど、あくまで細身基準なのでお間違い無く。太ももにゆとりがあるけど、細パンっていうのが肝みたいです。

ゆるめは太めストレートの紺デニム、チノパンを履いてる人が多いかなー。年々着用率上がってきてます。これも馬鹿みたいに太いわけではなく、適度なゆるさ(でも、平置きで見ると結構太く感じる)。今年の春夏にリリースした太めパンツは大体このタイプだから、気になるチェックしてみてください。

・夏ショーツのススメ

すいません、こちらはすごく長くなってしまいそうなので別記事にします!!

7.夏のアクセの注意点

夏は服装がシンプルな分、アクセが目立ちます。アクセ好きの人はここで他の人と差をつけたり…とか考えてたりするかもしれませんが、私はあまりアクセを付けすぎるのはおすすめしません。服装がシンプルならアクセもシンプルに、さり気なく主張するくらいが丁度良いと思います。それでは、具体的にどれくらいが丁度良いのかというのをアクセ別に説明してみます。


・ネックレス
プレゼントだったり、特別な思い入れがない限りは特に身につけてなくていいかと。身に付ける場合も、基本的には外に出さない。後ろ首からチラッと見えるくらいでOK。
エスニックアクセやHIPHOPのブリンブリンは除く)

・ブレス、リング
ブレスは大きさによって付ける数が変わってくるんだけど、軽いものなら×2くらいはしても良い。両腕にしてると主張が激しいので、片腕(片手)だけがおすすめ。ブレスは時計と位置がかぶるから、一緒にする場合は×0〜1で。

・時計
サブに使いたい安価なカジュアルウォッチ。 - ファッションは教養だと思う。

時計は以前、カジュアルウォッチについて書いた通りです。ハズシで使う、大人っぽさを演出したい場合以外はカジュアルな格好にはカジュアルに、大人っぽい格好は大人っぽく、と服装と合わせた方がまとまって◎。夏のうちに、TIMEXとか安めのアウトドアウォッチやコットンベルトタイプの時計を買ってみると良いかも。

・ベルト
これはしっかり身に着けておく方が良い。特に夏はバッグを持ち歩かず、全部ボトムのポケットで〜っていう人は必須ですね。但し、大きめのバックルはNG。普通のベルトで良いです。ウエストが細い人はベルトループに通した後の端が長くベローンと出たりしますが、そちらもNGに近いので気をつけましょう。夏場なので黒より茶系の方が良いかな。これもトップスをベルトに引っ掛けたりするのではなく、あくまで控えめに。屈んだときや背伸びしたときに見えるくらいがベスト。

私的には時計とベルトしとけば十分かなーと。アクセはあくまでコーデの引き立て役。主役ではないと思っておきましょう。


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これで夏のhow to終わりです。ショーツについては選び方、着こなしを詳しくやりたいなーと思ったので、来週辺りにあげてみます。この他にも書いてほしい内容ありましたら、コメントの方でリクエスト受け付けます!