男として最低限身に付けておきたい、シャツのアイロン掛け。

シャツは清潔感が命。異性問わず、好印象を与えやすいシャツもしわくちゃだと不潔で悪印象を与えるアイテムに早変わり・・・
アウターと違って、シャツは薄い生地で出来ているから、シワが出来やすいので気を付けておきたいところ。洗濯した後に、アイロンを掛けるのは男(社会人)としてのマナー。好印象なアイテムを好印象で着るために、今回はアイロン掛けについて書いてみます。

・シャツのアイロンは裏から掛ける

ウールや絹の場合は、表からアイロンを掛けるとアタリ(アイロンを掛けることによってできる傷)が出来てしまうから基本的に裏からかけるんだけど、綿や麻は表から掛けても大丈夫。でも、”シャツに限っては裏からの方がアイロン掛けしやすい”。
シャツは基本的に一枚(裏地がついていない)でパーツが多いから、縫い代をしっかり倒さないといけないんだけど、表からやると縫い代がねじれやすくてアイロン掛けが面倒…
裏からだと縫い代がある側だからそういう面倒はないし、表より平面的だからアイロン掛けしやすい=綺麗に仕上がる。ということで、シャツのアイロンは裏から掛けましょう!

(ただ、袖は裏からやるとひっくり返せないといけないから表からの方が良いかも)

・アイロンはパーツ毎に掛ける

アイロン掛けの極意であり、基本。
アイロンは闇雲に掛けても綺麗にはなりません。左右の前身ごろ、後ろ身頃、後ろ身頃ヨーク(後ろの上にある切り替えの部分)、襟、ポケット、袖、袖口カフス、と各パーツ毎にアイロン台に乗せて掛けることで、縫い代の整理がしやすくなり、アイロンの掛け残しやアイロンじわがなくなって、より綺麗な仕上がりに…!

・アイロンの順番

1.スチーム(蒸気)を当てます。この時、服にアイロンを当てずに1〜2cm浮かせた状態にすること。スチームだけを当てます。
2.ざーっと全体にアイロンを掛ける。全体を伸ばす。
3.服の上から下に掛けてアイロンを一方向に掛ける。イメージとしては、服のシワを上から下に逃す感じ。
(ここで取れないシワはスチームを出しながらアイロンを掛ける)
4.切り替え部分にアイロンを掛ける。この時、縫い代も倒します。
5.アイロンを掛け終わったパーツは、すぐに冷やす。専用の道具があれば良いですが、ないなら自分の手で大丈夫です。アイロンを掛け終わった所に手を当てて、熱を取ってあげましょう。
6.各パーツ毎に1〜5の繰り返し。全パーツ掛け終わったら、広げてみて、シワがなかったらアイロン掛け終了。

※袖、袖カフス、襟、ポケットは表から掛ける

一番重要で、意外にみんなやっていないのが5の冷やす行為

アイロンは熱で生地を伸ばしてあげている状態なので、そのまま放置するとまたすぐにシワが出来ます。安定させるには服を常温に戻してあげることが大事。

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安いものならセットで2,000円くらいであります。私も学生のときはそれくらい安いもの使っていましたが、日常使いでは十分かと。シャツのアイロン掛け自体、私も面倒でこの方法に慣れるまで1枚10分以上掛かっていたんですが、1回やり出すとアイロン掛けしないとみっともなくて外に着ていけなくなるんですよね。その意識が身だしなみを心がけるには重要なのかなと思います。今までシャツのアイロン掛けをしていなかった人は是非1回やってみてくださいねー。


あと、試着の重要性、ビジネスシャツについては今週中に上げるつもりでしたが、明日か明後日になりそうです…前回のシャツのhow toも中途半端な感じだったので書き直し中であります…同時にアップすると思うので少々お待ち下さい…