夏のトップスはUNIQLOよりもMUJIが良い。

今回はユニクロのアイテムレポ!の予定だったんだけど、久々にユニクロ店頭に足を運んでじっくり商品をみてみたら、びっくりするくらい使えるアイテムがないという…

夏のアイテムはポロシャツ(ユニかぶりはこわいけど)、チノショーツ、ドライイージーケアの半袖シャツくらいしか良いなと思えるものはなく、あとは※オールシーズンあるチノ、カーゴ、デニムなどのロングボトムス、1000円の無地TやUTのコラボシリーズくらい。今夏のユニクロは例年以上に機能性を売りにした商品構成でベーシックというより”スポーティー”という印象。クールビズ、ドライシリーズ、IPJ(スポーツライン)、ステテコなどは日常にある服としては良いんだけど、休日に、ましてや街なかで着る服ではないなーと。なんというか、ベーシックこじらせて日常に溶け込みすぎちゃった、みたいな。

※この辺りのアイテムは鉄板として何度も紹介しているから、夏レポとして紹介するのは今更かなーと。相変わらず、初心者の方にはおすすめです。

そんな感じだったからユニクロのレポは諦めて、これまた久しぶりに無印へ。すると、すごい良かったんですね。無印のトップスはベーシックなのにファッション性もあってお洒落。ボトムもショーツが充実してるし、スラックス、デニムの型数は多いから選べる楽しさがあって◎。ユニクロとかベーシックを売りにしている低価格帯のお店って夏の商品が弱いイメージ(事実、ユニクロは上記に書いたように弱いと感じた)があるけど、無印はシーズンやアイテムによって振り幅があるのではなく、トータルの水準が安定しているから夏も強いなと思いました。

ユニクロと無印って共にベーシックがテーマにあるんだけど、ユニクロは大衆的なベーシック+機能性、無印はモノとしてのベーシック+ナチュラル(自然)を目指しているから、同じテーマでも出来上がってくるものは全く別物になるんですよね。そして、今の夏という季節はシンプルだからこそ、その違いがすごく分かりやすく出てしまう。ユニクロは衣食住の衣、無印はファッションとしての衣。どうしても、今シーズンは見比べるとそう感じてしまいました。

「1枚で見ても雰囲気があって、お洒落。」

(値段なんか関係なく)その服がお気に入りになるかどうかはこれで決まると思います。いくらベーシックでシンプルであろうとも、格好良さや雰囲気は大事。これってファッションではすごく重要な要素なんだけど、それを感じることが出来るのは今夏はユニクロより無印だなと。ちょっと最近ユニクロ微妙だなーと思っていた人やさらっと着れる夏服を探しているという人には是非無印に行ってみることをおすすめします。


ちなみに無印はネットストアでの商品写真がそこまで良くないので、店頭で実物を見た方が好印象だと思われます。個人的には落ち綿入りのカットソーなどが熱いかと。スウェットのような肌触りの少し厚めのカットソーは無地だけど質感がアクセントになって良いです。他にもユニクロにないUネックのや少し粗めの生地のカットソーとか。ボトムはショートパンツがおすすめ。他のボトムもユニクロとはシルエットが結構違います。全体のアイテム数としてはそこまで多くはないけれど、その分ハズレが少ないという商品構成なので初心者にも嬉しいかな。無印もセールに掛かって少しお安くなっているアイテムが増えたし、この時期ならまとめ買いしてもいいかも。

無印良品ネットストア-紳士ウェア
http://www.muji.net/store/cmdty/section/T10002

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七月に入り、各所でプレセールから本セールへと移行。夏物が安く買えるシーズンに突入しました。夏本番が始まったと共に、ブランド物のセールアイテムが買えて実に嬉しいけれど、蓋を開けてみると結局ブランドはブランド。セールと言えどもそれなりの値段はします。ブランド物のセールアイテムはお洒落をするときのメインになるかもしれないけど、やはり気兼ねなくさらっと着れて日常的に活躍してくれる服も必要不可欠。街中の雰囲気に飲まれず、しっかりこのシーズンも低価格帯のブランドを活用していってほしいなあと思います。


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