続、試着の重要性と良いシャツの条件。

前回上手くまとまってなかったので、改めて試着は大事だよってことを書いてみようかと。(多分、今回も脱線しまくり!


「服は人が着て完成する。いくら人が着てない状態で格好良くても、人が着て美しくないものは服としては駄目だ。」

これは、服飾学生時代によく先生から言われた言葉。当たり前の一言ですが、初めて聞いた時は服の真理をよくついてるな〜と思ったものです。服は着た状態で完成するとはまさにその通りだと。

いくらハンガーに掛かってる状態で良かろうと、実際に着てみないとその服が本当に良いかはわからない。人が着てかっこいいのか、着心地はいいのか、機能性(動きやすさ)は十分か、素材は良いか…これは全て、現実で服に触れて着てみないとわからないこと。webでクチコミやhow toを見て、情報や知識を身につけたつもりでも服に対する本物の知識は三次元でしか得られません。服について知りたいなら着ること以上に効率の良い情報収集ってないと思う。

実店舗でハンガーに掛かってる服を見て、良いな〜と思ったら着る。
webで見て欲しい服があったら、置いてる店探して着に行く。

これが、本当に大事。見ると着るでは情報量が桁違いだし、印象も相当変わる。それも理解するには着るしかない。

このブログでもレポやブランド紹介などしていますが、あくまできっかけでしかなく、実物に触れるまでは知識が付いたとは思わないで欲しいなーと思います。今の自分では敷居が高いと感じるブランドや経済的に手がでない服でも試着するだけならお金は掛からないので、そういうところほど是非行ってみてください。(結局、欲しくなってしまいますが…

言わずもがな、もちろん買った方が遥かに良いので、見る→着る→買うの3ステップが好ましいです。(素材やケア、日常生活での機能面などは買わないと身につかないので)


なんで、こんなに服に対して熱くなってるの?と思う人もいるかもしれませんが、服って人生の中で2/3以上は着てるものなんですよ。服だけじゃなく美容面も含めて、外見を印象づけるファッションって一生付きまとうわけですよね。だったら、年齢関係なくどこかでしっかりとした知識を付けた方が絶対良い。逆に言うと、どこかで身につけたら一生使える知識ですから身につけといて損はないと思います。

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良いシャツの条件とは…?

・肌に吸い付くような着心地
・上品、気高い
・自分に合ったサイズ

「良いシャツとは良い素材を使ったシャツのことだ。」と、この言葉はよく耳にします。確かに、良いシャツはめちゃくちゃ着心地が良いです。素材によって多少の違いはありますが、硬そうな生地でも優しい印象を受けます。元々、シャツは肌着なしで直肌で着るもの。そう思って着てみるとハードルが上がる分、良いシャツも分かるかも。

ただ、やっぱり、シルエットとディティールのこだわりがプラスで必要だと思います。素材だけなら最高でも、着てみるとボテーってしてるのとか残念な感じ。良い素材で自分に合ったサイズであることが良いシャツの条件、そう思います。春なので、いろんなブランドからシャツが出ていますが、その中で自分に取っての良いシャツを見つけてみてください。