脱オタの登竜門に丸井系はもう古い?丸井系のメリットとデメリットなど。

丸井系はネット上では約10年前から脱オタの定番として推奨されてきました。今でも押されている方は多く、根強い人気があります。でも、圧倒的に初心者が失敗しやすいのも丸井系…

本当に脱オタの定番にふさわしいのでしょうか?

今回はそんな丸井系を徹底分析。イメージからメリット、考察などをまとめてみました。

(最初に言っておきますが、私は丸井系が好きではありません。これを読んだ後は丸井に行きたくなくなるかもしれないので注意してください)

1.丸井系とは丸井(◯I)というファッションビルに入ってるブランドの総称。細身、きれい目、無難と三拍子揃っているイメージがあり、大学生〜20代中頃の人達を中心に幅広く好まれている。また上記のイメージから女性受けも良く(と言われる)、値段帯も普通※なので、脱オタ向けの推奨としてよく紹介される。

ブランドについてはwikipedia参照
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B8%E4%BA%95

服の値段はどのくらいが普通? - ファッションは教養だと思う。
ここの普通(上)の値段帯参考。丸井にもランクがあって、これより安いブランドも多数あります。

2.丸井系の良いイメージ、まとめ
・トレンドを取り入れている
・きれいめ、細身
・無難
・女性受けが良い
・値段帯が普通or少し安め

3.私から見た丸井系
確かにトレンドを取り入れた無難な服が多いです。雑誌で”流行りの◯◯”といったアイテムも大抵は丸井に行けば揃うし、そこそこの値段で買えるので、あながちイメージは間違ってないのかもしれません。
但し、それはある程度服に興味を持っている人達(中級者)に限ります。きっと、皆さんがそんなイメージで行ってしまうときっと深い痛手を負うことになるでしょう…

それもそのはず、丸井系は無難な服も多いけれど、所謂地雷の数も圧倒的に多い。
それ、着れるの…?っていう服がお洒落な雰囲気に混ざって普通に置かれています。本当にびっくりするくらいナチュラルに置かれているので、あれこれが逆にお洒落なのかなと思ってしまうという丸井マジック。購入して帰ってみてみると、後悔すること間違いなし。

初心者の人は「敵のいる地雷処理場」に飛び込む気持ちで挑まないと駄目だと思うんですよね。ハイリスク、ハイリターン!それが丸井の本当の姿なのです。

あと、丸井系は、ただのきれい目じゃないんですよ。
シャツ襟を立てちゃうようなスタイルを提案してたり、光沢感のある服、きつめの花柄シャツ、和風プリントT、編みこみのカットソー、わざとらしいダメージ加工などなど、あれ?これがきれい目なの?と思ってしまうような気取った感じがします。
実は、丸井系ってジャンル的には「きれい目+お兄系orコンサバ」と言った方が正確。しかも、明らかな地雷はともかく、この微妙な違いを見分けるのって初心者には非常に難しい。
きれい目に決めたはずが何かナルシストっぽくなっちゃう…って言うのが丸井系です。でも、これが逆に女性受けが良いのにも繋がっている理由なのかなと。(お兄系は意外にモテる)

と、言っても本当に無難なアイテムを選べばそんなことはないし、ユニクロのときみたいに縛りを入れれば行ける気もするんですが、それを妨げるもう壁が。。

4.悪名高き、丸井の接客
丸井系のもう一つの代名詞とも言われる執拗な接客。前回の接客がこわい…っていうのもここのイメージが強いからだと思います。
よく上げられるのは、

・店に入るなり、つきっきりのゴリ押し接客
・友達のような馴れ馴れしい感じ
・聞いてもないのに、新入荷やおすすめの商品の説明orコーディネートの提案
・高額な商品や手持ちがないときなどは、カードで購入するのを勧められる

これで推しに弱い人やファッションの知識がない人は勢いで買わされてしまうわけです。体育会系ですからねぇ、彼等。
丸井系ブランドは店員のノルマに厳しい所が多く、悪意(?)のある店員も多いです。売れるとき売っちゃおう!って考えで、売れ残りなんかもバンバンおすすめしてきます。初心者の人はまさにカモ。もちろん、全員が全員そうだってことはありませんが、他の店に比べてそういう人が圧倒的に多い印象。
また丸井(デパート)はクレジット・カード発祥の地でもあるので、カードも執拗に勧めてきます。
「お金なくて買えないんですよ〜」と言って逃げようとしたら、「いやでもカード作れば買えますよ?」みたいなトークもざら。(ちなみに私は、中学生の時にカード勧められました)

修行だと考えればいけるかもしれませんが、後にも先にもこれよりひどい接客を受ける場所はなかったですね。ここの接客を甘い!と思えるようになったら、大抵のセールストークには対抗できるのではないでしょうか。

5.初心者のよくやる失敗パターン
普段しまむらユニクロ→おしゃれな服が欲しい→丸井が評判良いらしい!一式揃えてしまおう→4,5万の予算を組んでいく→高い、足りない…安めの所を探そう→丸井下位ブランドに落ち着く→店員に全身コーディネートしてもらう→変な服買わされた\(^o^)/

これが一番多いと思います。
まず、丸井じゃなくても普通にお洒落な店で靴まで全身揃えるとなると7〜8万は必要です。丸井も普通の値段帯なのでさすがに全身揃えるのは夏以外は厳しい。
あとは接客と地雷の数ですね。安めの所になるほど、独自のテイストが強調されている店が多くなり、地雷の数も増えていきます。そこを接客で上手くごまかされ、買ってしまうのではないかと。全身コーディネートしてもらったあとって断りにくいですしね。。
脱オタの登竜門的に言われる丸井ですが、ハードルは高い!

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以上で終了です。

丸井系が初心者におすすめなんて言われていたのは、昔は他に手頃な店がなかったため。
他の店はもっと高いし、接客や地雷は怖いけど行くしかない…っていうのが10年前の現状だったんだと思います。
Googleで「丸井系」と検索しても、古い記事しか出てこないのはそういうこと)

今の一般論(脱オタ論)では丸井系よりセレクトショップオリジナルの方が良いって言われてます。私個人も丸井系よりは断然セレオリ派。
セレオリは、地雷は少なく、お兄系やコンサバな感じもしないので、カジュアルで気取らないスタイルがしたいなら絶対こっちのほうがおすすめです。


それでも丸井系に行きたい人へ
3で言った通り、縛り有りで接客を避ければ無難なアイテムを買うことも可能です。

・柄物は買わない
・加工物、光沢感の強い物は避ける
ユニクロでも置いてあるようなベーシックなアイテム(Pコートやシンプルなシャツなど)しか見ない
・厨二心を刺激されても動じない(丸井系は結構厨二心を刺激するアイテムが多い)

これで強いハートを持って接客を掻い潜れば大丈夫だと思います。

でも、丸井に関してはもっと良い方法があります。

丸井は通販に力を入れているので、公式にカタログ雑誌を出版しています。MENS VOI(300円)と言うのですが、普通にコンビニや書店に売ってるので手に入りやすいです。あと、丸井の公式ECサイト、マルイウェブチャンネルというのがあってそこで商品を見ることもできます。あ、VOIの内容も見れるので紙で見たい人以外はこっちで十分かもしれないです。

そこで買いたいものをチェックして、実店舗で試着するという方法が一番間違いが少ないかと。(ついでにwebで見るのと実物見るときの差もわかって一石二鳥!)
その代わり、試着して気に入らなかったときの接客には負けないこと。ノリで買ってしまわないことを注意してくださいね。